7月7日七夕の夜、天の川を隔てて輝く、鷲座の1等星アルタイル(牽星)彦星と琴座の1等星ベガ(織姫星)が一年に一度だけ会うことが許された夜。このお話は中国で生まれ、日本に語り継がれた伝説です。
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7月7日七夕の夜、天の川を隔てて輝く、鷲座の1等星アルタイル(牽星)彦星と琴座の1等星ベガ(織姫星)が一年に一度だけ会うことが許された夜。このお話は中国で生まれ、日本に語り継がれた伝説です。
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7月7日の七夕の夜、あなたは織姫と彦星に何を願いましたか・・・? 晴天だと夜空に流れる天の川銀河、宇宙の壮大な演出を楽しむことが出来ます。今年の七夕は、全国的に雨雲がかかり、残念ながら織姫と彦星は年に1度の出会いを果たすことが出来ませんでした。きっと二人は、天の川の東と西にたたずみ、お互い切ない思いを交わしながら川を眺めていたことでしょう。
天の川の西岸に住む織姫は、機織の名手でした。毎日機織にいそしんで美しい布を織り上げ、父親である天帝を喜ばせていました。そんな娘の結婚相手を探していた天帝は、東岸に住む働き者の牛使い彦星を引き合わせ、二人はめでたく夫婦となりました。しかし、結婚してからというもの、あまりにも夫婦仲が良すぎて、まったく仕事をしなくなりました。これに怒った天帝は、天の川を隔てて二人を離れ離れにしてしまうのです。しかし、悲しみに明け暮れる二人を不憫(ふびん)に思った天帝は、仕事に励むことを条件として七夕の夜に限って二人が再開することを許します。こうして、七夕になると天帝の命を受けたカササギの翼に乗って天の川を渡り、二人は年に一度の縫瀬をするようになったのです。
天の川を肉眼で見ていると、ぼーっとぼやけて見えます。双眼鏡や望遠鏡を使ってみてみると、天の川は実はたくさん暗い星の集まりであることが分かります。私達の太陽系は「銀河系」という2千億個くらいの恒星の大集団の中にあり、私達も太陽も構成のひとつです。銀河系全体は、直径10万光年の薄い円盤のような形をしていて、私達の太陽系は銀河の中心から約3万光年の、円盤のほぼ中心面状に位置しています。
天の川銀河以外に肉眼で見える銀河は3つしかありません。北半球のアンドロメダ星雲および南半球の大マゼラン星雲と小マゼラン星雲(ショウマゼラン)星雲です。天の川銀河は、およそ140億年前に形成された渦巻状の銀河です。天の川銀河に存在するのは、恒星、チリやガスで出来た星雲、惑星および小惑星です。恒星やチリやガスは天の川銀河の中心から伸びた長い渦巻状の腕の中にあります。太陽系は天の川の中心から2万6000光年離れています。我々の太陽系が天の川銀河の中心を1周するのには、2億5千年かかります。毎晩頭上見える無数の星も、天の川銀河の家族の一員なのです。
地球から銀河系の円盤に沿った方向を見ると銀河系の星が密集してみることが出来ます。星が密集した部分は銀河系の円盤にそって一周していて、これが私達の星(地球)からは天の川として見えるのです。また、私達の見ている天の川は、天の川全体のほんの一部分なのです。その先にある天の川は宇宙の遥か南方に続き日本からは見ることが出来ません。
天の川が一番明るく見えるのは夏の夜空で、南の低い位置のいて座のあたりです。この周辺は、星がもっとも厚く密集している銀河系の中心が、ちょうどこのいて座の方向にあるために、天の川が明るく太く見えるのです。反対に、冬の天の川は、銀河系の外に向かう方向を見ていることになるため、それほど多くの星は見えません。そのために天の川もそれほど明るく見えないのです。
皆さんは天の川をご覧になったことはありますか? 七夕の彦星と織姫が天の川の両岸に位置することを知っていても、実際にどのように流れているか知らない人も多いのではないでしょうか。
天の川は、夏の星空でも冬の星空でも季節を通じて見ることが出来ます。しかし、夏の天の川は冬の天の川よりも、ずっと明るく輝いているため、夏は、天の川が良く見える季節なのです。この時期は多くの方が夏休みのシーズンですので、星があまり見えない都会を抜け出して、山や海など星の良く見える場所に出かけるのも良いのではないでしょうか。天の川の光は非常に淡いので、空の暗いところでしか見ることが出来ません。また、天の川の観測は明るい月が出ていると、月の光が邪魔となり天の川は見づらくなってしまいます。しかし、8月中は月が新月のため、ほとんど姿を見せず、月の影響をまったく気にしなくても良い好条件になります。
天の川は、惑星や星座を形作っている星に比べると、ずっと暗いものです。ですので、街灯や住宅や高層ビルなどの人工のはかりがあると、その明るさに邪魔をされてみることが出来なかったり、見るのが大変難しかったりします。ですから、天の川を見るためには、まず大きな都会から出来るだけ離れるようにします。人工物の影響が出来るだけ少ない場所を選んだら、今度は目を暗さに慣らします。野外などに出て、すぐは星が数えるほどしか見えないと思いますが、目が慣れるに従って、たくさんの星が見え始めるでしょう。また星座など自分の観測した星を写真として残しておくのも天体観測の醍醐味だといえます。
これからの季節、夜空を彩る星の写真を撮って見ましょう。現在デジタルカメラの普及により天体写真撮影のハードルは下がり、今では手軽に美しい宇宙の姿を撮ることが可能となっています。しかし、そうした中でも高いレベルの写真を撮るためには、撮影技術を磨く事や値段の高いカメラ、機材等が必要です。まずは、予算や撮影技術に合わせて、自分だけの1枚を撮ってみましょう。
ケンブリッジ大学とハワイ共同天文学センターのグループが主導する国際研究チームが、天の川銀河中心部の広域詳細画像を公開しました。研究チームによると今回の観測は、これまでで、もっとも高感度かつ広域な物であるといいます。画像に基づく説明では、銀河の中心に複雑に広がる星間分子雲の姿がはっきりと描きだされています。星間分子雲は、冷たいガスとダストが濃く集まっている領域で、新しい恒星が誕生するゆりかごです。画像から星間分子雲が濃い部分だけではなく、星間雲同士をつなぐ複雑なフィラメント状の構造も見てとれます。この中には、銀河の中心の巨大ブラックホールであると考えられている電波源も確認されています(ケンブリッジ大学・キャベンディッシュ研究室・天体物理学グループ)。
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