オーロラ

オーロラ

オーロラは、北極圏や南極圏で見られる、太陽がもたらした現象です。寒い中満天の星空に広がるオーロラは絵画を見ているようです。ツアーでもきれいなオーロラを見に行こう!とうたっているのですが、いつを狙えばきれいなオーロラが見られるのでしょうか?きれいなオーロラを見るための予備知識として紹介します。



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オーロラってどんなもの?

オーロラはアラスカ・カナダ・フィンランド・アイスランドなどの北極圏や南極圏といった寒い地域で見ることができます。寒い地域で必ず見られるのではなく、地球には磁場という磁石のような領域「オーロラ帯(磁気圏)」があり、北極圏のグリーンランド北西部と南極大陸が磁場にあたります。オーロラ帯の地図を見ると、地磁気極を中心に、年に何回オーロラが見えるかが解ります。地磁気極に近いほどオーロラがよく観察できて、外側にいくほど、見える回数は減ります。



オーロラの発生のしくみ

太陽から太陽風(プラズマ粒子)という風が吹き、地球上の粒子と電子が衝突してオーロラが発光します。太陽風が地球にぶつかるとき、とても早いスピードでぶつかります。しかし、地球には磁場があって太陽風をさえぎってしまいます。そのため、太陽風は地球の周りを取り巻くように流れ、オーロラ帯(磁気圏)ができます。太陽風は北極圏・南極圏に進み、放電現象が起こります。これがオーロラです。

オーロラが見えるとき、北極側と南極側が同時に発生して、ほぼ同じ形に発生しています。オーロラが見えるときは、うすい緑色・ピンク・紫などいろいろな色があります。同じオーロラでも地域によって見え方がちがい、カーテンのように見えたり、フリル状、うずまき状、コロナ状にも見えます。地球は丸いので、実際には楕円形になって発生しています。この形を「オーロラオーバル」と呼びます。オーロラは地球だけでなく、土星など大気を持つ惑星で見ることができます。


オーロラを観察するには?

オーロラは9〜3月がよく見られます。北極圏の4〜8月は、白夜といって一日中明るい日が続きます。満月の日は、空が明るく見えるため、オーロラがはっきり見えないこともあります。新月、上弦の月、下弦の月の日などを選ぶと良いでしょう。−50℃ということもよくあるため、防寒具は必ず必要です。凍傷や乾燥に注意してください。オーロラの観察は日没から夜明けまでがチャンスです。暗い山の中で観察することが多いので懐中電灯を用意しましょう。カメラを持っている人は、オーロラをカメラに収めてくださいね。

オーロラツアー

オーロラが見えた、といってもぼやけて見えたり、きれいに見えるとも限りません。ツアーに余裕があって、オーロラを見られるチャンスが多いほうが良いでしょう。オーロラのツアーでは、バスや雪上車に乗って観測地へ向かいます。日本語が話せるガイドがいると安心ですね。観測地点では暖を取りながらオーロラが出るのを待ちます。また、日中は犬ぞり体験やスノーモービルなど楽しめるツアーもあるので、楽しんでみてください。

オーロラが見られる地域

オーロラが見られる地域は南極側では南極大陸がほとんどです。北半球では、アラスカ(フェアバンクス、チナ温泉など)、カナダ(ホワイトホース、イエローナイフ、チャーチルなど)フィンランド(ムオニオ、イヴァロ)、アイスランド(アクレイリ)、スウェーデン北部、ノルウェー北部などがあります。日中どんなことがしたいか、寒さにどれだけ耐えられるか?などを考慮して地域を選ぶと良いでしょう。

アラスカのフェアバンクスでは、1年に240回もオーロラが見られます。夜が来ない白夜の時期をのぞいてもかなりの確率です。日本では北海道で10年に1度オーロラを見られるときがあります。肉眼でははっきりと判らないものも含めると、もっと多くなります。オーロラが見られるのは太陽の活動が活発なときで、10年に1度というのは、太陽の活動周期によるものです。普段からオーロラが見られる地域のものは極域オーロラ、地磁気緯度が低い南の地域のものは低緯度オーロラといいます。


オーロラの色

最初のほうで、オーロラにはいろんな色があると書きましたが、オーロラの色はどのように決まるのでしょうか?緑色はよく見られる色です。酸素がたくさん入っている証拠です。赤い色は北海道でも見られるオーロラです。太陽の活動が活発なときに見られます。エネルギーが強いと、緑色より赤味が強いオーロラになります。

オーロラの出現率

ぼんやりとしたオーロラ、暗いオーロラも含めたオーロラの出現率は、太陽の黒点の活動によります。太陽の黒点は11年周期になっていて、活動のピーク時には気まぐれに訪れ、活動が安定しているときは、高い確率でオーロラを見ることができます。ただし、きれいなオーロラは太陽の活動が活発なときに多く見られるので、その時期に根気良く粘ってみるときれいなオーロラが見られるでしょう。

オーロラの研究

アラスカ大学国際北極圏研究センター(IARC)では北極圏の環境の変化について研究しています。アラスカなどの北極圏は、地球温暖化による影響が最も現れやすいと考えられています。たとえば、海水が減り、氷河も少なくなってシロクマが餌を獲りに行けない、二酸化炭素が増えて猛暑になるという現象です。北極圏に限らず、地球全体に言えることかもしれません。また、オーロラの源である太陽についてもまだまだ謎だらけです。オーロラを研究するということは、オーロラという1つの分野ではなく、地球温暖化や太陽の活動など、総合的に研究することを意味しています。

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