今では多くの公園や、庭園で目にすることの多い噴水ですが、その歴史は古く紀元前1世紀頃には、古代ギリシアの科学者ヘロンが、動力を使わない噴水として考え出した、とされています。日本最古の噴水は、石川県金沢市にある兼六園内の噴水で、これも原理はヘロンの噴水と同じです。日本では水を上に噴き上げるイメージが強いと思いますが、海外での噴水(fountain)は、公園や庭園内の水飲み場や、泉といった、人工の、自然ではない水のある場所を指しています。ベルギーはブリュッセルの小便小僧や、シンガポールのマーライオンも噴水です。最近のガーデニングブームで、自宅の庭に噴水を作ったという方もいらっしゃるでしょう。
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日本でも噴水は色々ありますが、有名なところでは大津市「びわこ花噴水」、東京都「和田倉噴水公園」、埼玉県大里郡「川の博物館・噴水広場」、札幌市「モエレ沼公園・海の噴水」、岡崎市「乙川噴水」などがあります。
びわこ花噴水
大津港沖合にある大噴水で、高さ40メートル、幅440メートルと日本一の規模、いや世界でも有数と言っても過言ではない規模です。時間によって噴水パターンが変化し、夜には白、赤、緑、黄色と様々な色にライトアップされ、その幻想的なムードはデートに最適です。所在地は滋賀県大津市浜大津です。
和田倉噴水公園
最近、ブライダルで人気の「和田倉噴水公園レストラン」が併設され、緑豊かな公園内にあります。高さ8.5メートルまで上がる大型噴水が3基あり、周りには小型の噴水が併設されています、また幅30メートル高さ5.5メートルの落水型の噴水とあいまって、その光景は壮観です。夜にはライトアップされ、幻想的な表情を見せます。「和田倉噴水公園レストラン」では、きれいな噴水を観ながら、ランチや、ティータイム、ディナーを楽しむことが出来ます。最寄り駅はJR東京駅丸の内中央口、都営地下鉄半蔵門線大手町駅C13a出口、東京メトロ千代田線二重橋駅6番出口、千代田線大手町駅D2出口です。
川の博物館・噴水広場
大きな水車がシンボルとなっていて、「かわはく」の愛称で知られている体験型施設「川の博物館」内にあります。川がテーマだけあって水に関する様々な施設が併設されています。「噴水広場」では、水の形が美しいリング噴水、クジャクの尾を表現したピーコック噴水、霧状の水を演出するフォグ噴水、円形の13個の鍵盤を踏むと、音の高さにあわせて噴水が上がる音楽噴水などがあります。また、レストハウスでは滝を見ながら食事ができます。大きく分けて本館、荒川わくわくランド、アドベンチャーシアターの3つの施設から構成されています。
<本館>
荒川と人の暮らしに関する特別展示、船車・荷船などの大型模型の展示、水の浄化や治水をテーマとした展示などをしています。
<荒川わくわくランド>
水を使ったウォーターアスレチック施設で、浮き板で池を渡る「スイスイアメンボ」・「フラフラフロート」、噴水を使った「シューシューアーチ」・「シューシューハードル」、治水・利水を体験できる「ジャブジャブ広場」などです。
<アドベンチャーシアター>
ハイビジョンにあわせて座席が動くライドシミュレーター施設で、荒川の源流から東京湾までを下る「荒川ささ船の冒険」、ライン河をアルプスの源流から大西洋まで下る「ライン河1320kmの旅」があります。
利用料金は本館が一般310円、高校生以下210円、中学生以下無料。荒川わくわくランドが高校生以上210円、4歳以上中学生までが100円。アドベンチャーシアターが高校生以上420円、4歳以上中学生までが210円となっています。所在地は埼玉県大里郡寄居町、最寄り駅は東武東上線鉢形駅、車でのアクセスは関越自動車道花園ICとなっています。
モエレ沼公園・海の噴水
モエレ沼公園の中央にあり、彫刻家イサム・ノグチによって設計されました。直径48メートル、噴水の噴出する高さは25メートルにおよびます。マイアミのベイフロントパークの噴水を参考に造られ、すり鉢状のプールで繰り広げられる40分に及ぶ噴水ショーは、そのダイナミックな水の動きで、生命の誕生と宇宙を表現していて、まさに「水の彫刻」と呼ばれています。日中の噴水ショーも壮観ですが、日が落ちて照明による演出がされた噴水ショーは必見です。モエレ沼公園そのほかの施設は、ガラスのピラミッド、イサム・ノグチのデザインによる遊具(ブランコ、すべり台、ジャングルジム、造形遊具など)約120基、高さ50メートルのモエレ山、高さ30メートルのプレイマウンテン、野外ステージ、野球場、陸上競技場、テニスコート15面などです。所在地は北海道札幌市東区モエレ沼公園1−1(旧丘珠町599−1)です。
乙川噴水
日本で始めて一級河川に造られた噴水です。中央に高さ35メートルまで噴出する噴水を備え、両脇からは半径50メートルの弧を描く噴水2機、さらに中央の噴水を取り巻くように6期の20メートル級の噴水が設置されています。岡崎市の市制70周年を記念して昭和62年に作られました。中央の35メートルの噴水は天に昇る竜をイメージし、周囲の噴水は三河花火の大スターマインを象徴しています。所在地は愛知県岡崎市康生町久後崎町です。
スイス ジュネーブのジェドー(Jet d’Eau)
レマン湖畔にあり、高さ140メートルにまで達します。世界一の高さの噴水です。風が強い日は、周囲の住宅まで水が飛んでしまうため、放水しないそうです。
シカゴ グランドパークのバッキンガム噴水
アメリカで最も美しい噴水で、1927年に完成されました。当時最先端の技術を導入され、噴射された水は、高さ46メートルまで達します。音楽とライトアップによる演出、細かいヨーロッパ調の装飾がみごとです。
ロシア サンクト・ペテルブルグの噴水
夏の宮殿・ペドロヴァレッツ内にあり、別名水の宮殿とも呼ばれています。噴水の総個数は150個以上もあります。
最近のガーデニングブームで、自宅の庭に噴水を設置することもあるようですが、価格的には10,000円から高い物では数十万円するものまであり、なかなか手が出せないところです。そこで室内に噴水を置いてみるのはいかがでしょう? 流水の癒し効果と、加湿器のかわりとして、観葉植物と一緒に置いてみるのも良いかも知れません。ポンプとノズルがセットで、4,000円から10,000円位でそろえられます。是非お試しを!